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        名言を読む     (平成27年10月)

 NHKテレビに「ザ・プロイファイラー」という番組があり、この9月30日から新番組として、シーズン4がスタートしています。その予告のためだったのでしょうか、9月23日に、これまで放送されてきた番組の中から、視聴者が最も感銘を受けた名言のベスト10を選び、特別篇として放送されました。社会貢献をされた人から発せられた言葉の一つひとつには重みがあり、その捉え方は各人夫々にあるでしょう。出演の岡田准一は、ゲストとかなりホットなディスカッションをしながら、全体のプログラムを進行させていく番組で、今回採り上げられた「名言」のポイントを得票の多かった順に列挙します。

 ですが、その前に「偉人の名言」について、お断りを申し上げておくことがあります。それは偉人というのは、生まれたときから偉人になることを保証されていた訳でもなく、与えられた環境の中で、苦悩し、熟慮し、行動を起こし、上手くいかなければやり直し、やり直しの結果にまた落胆し、それでも負けることなく、勇気を奮い立たせて再挑戦し、成功した人たちです。ですから、残された言葉には活き活きとした血が通っています。後世の私たちは、言わずもがなではありますが、その中身を吟味し、己の立場に置き換えて、そこから見えてくるものを習得することでしょう。

 お待たせしました。その名言は下述の通りですが、放送を拝聴しながら応援団子が筆記したものですから、一字一句、間違いがないとは申せません。ご容赦下さい。
 1位 トーマス・エジソン
    「これまで失敗したことはない。1万回はやり直した。
     諦めることが失敗である」

 2位 ダイアナ妃
    「子供たちが誇れる母親でありたい」
 2位 山本五十六
    「言いたいこと、泣きたいこと、不満、腹立つことを言わない。
     じっと堪える」

 4位 手塚治虫
    「好きなことは全部齧って欲しい。一番衝撃を受けたことを
     一生大事にしよう」

 5位 劉備玄徳
    「無欲でなければ、志を明らかにすることは出来ない」
    「心安らかでなければ、遠大な目標を達成することは出来ない」
 6位 レニ・リーフェンシュタール
    「人生にイエスと言おう。何が起きても人生を肯定して生きていこう」
 6位 チャールス・チャップリン
    「運、不運は風次第。人生とは苦しんで生き抜いていくもの」
 8位 エイブラハム・リンカーン
    「40歳を過ぎた人は自分の顔に責任を持て」
 9位 ナイチンゲール
    「天使とは、人の嫌がる仕事を進んでする人のことを言う」
10位 ジョン・F・ケネディ
    「世の中で最も危険なことは何もしないことである」

 如何でしょうか。10位にランクされたアメリカのケネディ大統領は、行動派の代表的な人物でした。この言葉からは、当時冷戦状態のソビエト連邦との間で、一発触発であった戦争の危機を、解消させるための勇気ある行動を思い起こさせます。「何も行動を起こさない」ことの結果が、最終的に自分に突きつけるものを想像してみれば判ります。9位のナイチンゲールの言葉も、ご自身としては医療看護の必要性を説き、それまでなかった看護師制度を創設した人です。「人の嫌がる仕事を進んでする人こそ天使である」との名言は、献身的な働きと共に、率先実行された姿を彷彿とさせる言葉です。

 2位と6位は二つずつあり、同じ票数を獲得しました。6位の一つ、レニ・リーフェンシュタールという人は、第二次世界大戦時、ナチスの協力者としてフランス、アメリカから逮捕されたことのあるドイツの映画監督です。戦後、彼女が歩んだ道は険しいものでした。ですが、常に映画監督、写真家として、特にスキューバーダイビングの資格を71歳で習得し、100歳になっても海中世界の撮影に傾注し素晴らしい映画を完成させました。厳しい批難を浴び、仕事から見放されている期間も、挫けることなくその人生を肯定し、超然と真正面から生きていく姿が、最終的には人々の称賛を獲得していったのでしょう。

 手塚治虫さんの言葉は、子供たちに向けての提言であったのですが、勿論のこと、大人にもお腹の底にずしんと響いてくる言葉です。「興味を持ったものは、すべて齧ってみよ」とは、言いかえれば「好奇心の塊となれ」と聞こえてきます。「これまで生きて来て一番衝動を受けたことは、一生大事にしよう」という呼びかけは、そこに自分の生きる道を見つけるという意味が隠されているように思います。手塚さんの漫画もその結果であったのだろうと容易に想像することが出来ます。私事で恐縮ですが、応援団子には70歳を過ぎて、強烈に衝動を受けた「俳句の世界」があります。大事にしたいと思います。

 第一にランクされたトーマス・エジソンの言葉は、後に「99の努力と1のひらめき」という言葉も生んだのではないでしょうか。1万回のやり直しとは、気が遠くなるような努力です。エジソンの発明した電球は、「発光するフィラメント材として、何が一番適しているか」の実験を繰り返し実行したと言われます。最終的には、日本の竹が貢献したことは有名な話でしょう。エジソンは「諦める」ことを嫌います。諦めれば、これまでの努力が水泡に帰するからです。世の中には諦めたことによって、逃したチャンスのなんと多いことか。第1位の名言として、この言葉が選ばれたのはその多さがなせる業でしょう。

 ここでは採り上げなかった名言にも、それぞれ深い意味を持った言葉があります。どうぞ一つひとつを読み返して見て下さい。秋の夜長を暖かい紅茶でもすすりながら、じっくりと名言の意味するところを味わって下さい。(応援団子A)

 

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