暑中お見舞い申し上げます
ハートウェア応援団を訪問して下さる皆さまには、連日猛暑の中でありますが、如何お過ごしでいらっしゃいますか。ますますお元気にお過ごしのことと拝察致しております。 時には大雨も降ります。そんな雨は何のその、見事に克服なさっていらっ
しゃることと存じ上げます。甲子園では全国高校野球大会も始まりました。ここまで予選を勝ち抜いた高校球児たちも、この猛暑にもめげず頑張っています。私たちも、彼らから青春の積極性と勇気を分けてもらい、毎日を元気に過ごしましょう。
とはいえ、この猛暑で頭のめぐりも、なかなか100%発揮するのはむつかしく、こんなときは『まどみちおさんの詩』を読んで、あたまにヴィタミン剤を送り込みましょう。
おばけなら いうだろ
けしゴムを つくったから
えんぴつを つくったんだ
と おばかさんが いった
えんぴつを つくったから
けしゴムを つくったんだ
と せんせいが いった
えんぴつを つくったのに
けしゴムを つくったのか
と かみさまなら いうかな
けしゴムを つくったのに
えんぴつを つくったのか
と おばけなら いうだろ
如何でしょうか。えんぴつとけしゴムの関係にも、みる側の立場からいえば、おのおの切り口が違いますし、考え方も見事に変わってきますね。また角度を変えて言いますと、いまや、鉛筆ならぬボールペンのインクが消える消しゴムがありますし、少し横道にそれますが、芯の折れないシャープペンシルも登場しました。書くことと消すことの関係には、昔から奥の深い物語がついて回っているように思います。
作者のまどみちおさんに惑わされることなく、いろいろな角度から書くことと消すことの関係をみると、置かれているその人の立場によって、その因果関係が変わることを忘れないでおきましょう。上述の詩は、読めば読むほどいろんな考えが浮かんで来ます。暑い中で一仕事を終えたときの休み時間には、是非とも上記の詩をお読みになり、あたまの栄養剤にして下さいませ。(応援団子)
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