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延命地蔵尊 (平成26年 8月)

 もう20年近くも前のことになります。現役ビジネスマンを退いて、フリーになったときに最初に始めたのがウオーキングでした。近所の川沿いにちょうど良いウオーキングコースがありましたので、そこを利用して歩くことにしました。最初のうちは、使い慣れない筋肉を使ったものですから、全身に激痛が走り、身体を折ったり、座ったりするのもやっとという状態のときもありました。それでも1か月が過ぎますと、いたち川(その川の名前です)上流に沿って歩いていくコースと、下流に下っていくコースには、それぞれ特徴があることも判りました。その日の歩くコースを決める楽しみも出て来ました。

筋肉の痛みはなくなるのと同時に、興味を覚える風景が随所にあることも分り、歩行距離も増えていきました。そのうちに万歩計を購入して、自分の歩く距離をコントロールできるようになりました。自分の歩くコース毎の歩行距離数や所要時間も把握できるようになり、どの公園で体操をしようとか、今度はこの道の奥を歩いてみようとか、実行するメニューも増えていきました。今ではウオーキングは、なくてはならない習慣的な運動になっております。今日も暑い一日でしたが、この時期は、日中よりも午前中の方が少しは楽だろうと思い出かけました。

今日はいたち川下流に向かって歩きました。このいたち川下流コースを歩きますと、距離にして3キロほどを歩き、近くの公園で筋肉運動など体操を終え、さらに川沿いを西に向かい、いたち川橋でターンしての帰路を1キロほど歩いたところで、鎌倉街道筋の古道の標識のある新橋(にいはし)の傍で、延命地蔵尊に出会います。この延命地蔵尊は、明治初期の廃仏毀釈の被害に遭ったのでしょうか、一時は首をはずされ、顔を削られ、コールタールのついた地蔵尊です。後の時代の村人が修復して、祠まで作って大事に祀ってくれるようになったのだと思います。いつの時代も為政者は気をつけねばなりませんね。

いつの頃からか、歩くことの出来る自分に感謝をするために、お地蔵さまに感謝の気持ちを報告するようになりました。不思議なのは、削られて顔のない筈のお地蔵さまが、にこにことした笑顔でおられるときと、無表情に冷たく清ましておられるときがあります。少なくとも応援団子には、そのように見えるのです。別に神がかったお話をするつもりはありませんが、自分の心得次第と言いますか、心のあり方ひとつで、お地蔵さまが笑顔に見えたり、冷たく見えたりするのだと思うようになりました。今日のお地蔵さまは、前に立った応援団子に笑顔を送って下さいました。

思うに、俳句の原稿を作成する仕事が、この数日のうちに二つあったのですが、それが出来上っていました。そういう意味では今日のウオーキングは、応援団子の心に余裕を持って出来たウオーキングでありました。 お陰様で笑顔のお地蔵さまに出会えたのだと思います。心に余裕を持つことに大切さ、こんなことを考えながら、お地蔵さんに今日も元気に歩けたことの感謝の気持を伝えました。 そして遅ればせの8月 「気ままにご挨拶」は、お地蔵さまのことを書かせていただこうと思いました。二年前の七月に、お地蔵さまを詠んだ句をご披露してご挨拶にします。
 
     梅雨明けや微笑す延命地蔵尊 (白然)

  【註】 白然は応援団子の俳号です。
(応援団子A)


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