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近時あれこれ (平成26年 7月)

 このところ地方自治体議員の能力水準とか、議員の文化の程度とかが問題視され、連日のようにマスコミで取り扱われます。自身が使用した交通費の領収書を保管しないで、一年間の日帰り出張回数が195回に及び、300万円相当の使途に疑惑の目が向けられています。また調査費を同一人物に複数回依頼し、その使途を疑われている議員もいます。そして驚くことに、前出の議員の場合は、疑惑に回答すると記者会見を開いていながら、記者の質問に明確に答えられず、遂には泣きわめく始末。これをテレビで見せつけられた議員の選挙区の皆さんは、どんな気持ちでテレビ画面をご覧になったでしょう。

 もう一方では、飛ばしたヤジのことが話題になった議員もいます。こちらの場合も、まさかテレビで報道されるとは思わなかったのでしょうか。繰り返しませんが、まるで下手なお芝居を見せられているような感覚で、一部始終を応援団子は眺めていました。女性議員に向けた心無いヤジが、文化の低さを物語っていると、海外のマスコミからも批難の言葉が出ています。しかもヤジを飛ばした議員が一人ではなく、他にもいるはずなのに、一人は名乗り出て詫びたものの、正直に名乗り出ない卑劣さを、テレビ報道は連日非難し続けました。いずれの場合も、選んだ選挙民は困ったに違いありません。

 こうした事件のテレビ報道は、議員の泣き叫ぶ場面だけを何度も繰り返し映し出し、ヤジを飛ばした議員が演説をしていた議員に詫びるところを何度も映し出します。次に選挙民の皆さんに「こんな議員を選んだことが恥ずかしい」と言わせるインタビューを映し、そして必ず話題になるのが、議員を選出した時の選挙の投票率のことです。いずれも極めて低い投票率で、50%を切っていたとの報道であったように思います。この事件の報道は今後も暫く続くと思いますが、大切なのは実態です。前出の議員の場合は「本当に議員の職務を全うしていたのか。もし問題があったのなら、それは何か」ということです。

 現代の成熟社会では、多くの場合、システマティックに物事が運ばれていきます。仕事という仕事は分業がなされ、人それぞれに専門的な役割が負荷されています。そうすると、「自分の役割を果たしていれば、世の中は回っていく」という考えに支配されていきます。結果的には、「システムが毎日を運営してくれていて、自分は乗っかっていれば良い」という生き方を選び易いのだと思います。この安易な考え方が、いつの間にか「流されているテレビの意図」に乗っかって、テレビ企画の思い通りに、自分の脳細胞が回転している危険に気がつかなくなっています。

 今回の出張問題の議員の場合で言いますと、三時間に及ぶ記者会見のうち、議員が泣き喚いたのは4分間であったと言います。そして会見時間の多くは、記者からの質問発言の時間に費やされていたと言います。こういう情報が入ってきますと、また何か別な考えが湧出してきませんでしょうか。物事の本質を見詰め、見極めることの大切さは、この問題を考察するための根拠、つまり「実情をどこまで把握しているか」にかかっているのではないでしょうか。間違っても「テレビ・ニュース製作者の意図」に支配されていないかの点検を、自分自身が常に怠ってはならないのだと思うのです。

 これらの議員は今後の調査で、罰せられるべきは罰せられなければなりません。許されるということではありません。本質を追求することにあります。ヤジを飛ばしながら「だんまり」を決め込んだ議員の本質とそれを許している議会の本質、領収書なしに政務調査費を提出していても通過してきた精算事務システムの本質。それらが明らかにされ、今後の自治体運営の健全化につながることが大切です。それと今回の事件を通して申し上げておきたいことは、私たちの日常生活での問題追求態度のことです。問題に遭遇したとき、私たちが対応すべき心構えの保持と追求方法の選択を間違わないようにすることです。

 いやぁー今回は、ちょっと小言幸兵衛のような、差し出がましいご挨拶になってしまいました。どうぞお許し下さい。               (応援団子A)


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