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新しい生活は良い習慣から (平成25年4月)

 四月に入りました。東京や横浜での今年の櫻満開時期は、いつもの年に比べると二週間ほど早くなりました。ただ、それとは別に、寒くて風雨の激しい日も沢山ありました。この現象は全国各地でも同じことで、少し間隔をおきながらではありましたが、何度も計算しているように寒い日がやって来ました。雪の多い地域では、四月に入っても雪は降り続きました。これでは年間の最多降雪量を記録更新する地域があったのも、無理はなかったと思います。

 その四月はまた私たちにとって、新しい生活を迎えることが多くなる月でもあると思います。中学校を卒業した人は高校へ、高校を卒業した人は、大学へ行くか、就職するかは別として、新しい生活を始めることになります。社会人にとって人事異動が多いのもこの四月です。何と言っても、あの小学校のピカピカの一年生は、新しいランドセルを背負い、お兄ちゃん、お姉ちゃんの中に混じって、登校する行列の先頭を歩くことになります。本人には何もかもが新しく、見るもの聞くもの全てを、鮮明に頭の中に刻み込んでいくでしょう。お母さんが心配そうに我が子を見ている様子は、傍で見ていても思わず笑顔がこぼれます。

 子供たちが新しい生活を迎えているということは、親御さんは勿論のこと、家族全員の生活にも新しい変化をもたらすことは間違いありません。子供たちが就職をするとか、東京の大学に入るとか、自ら下宿生活を始めることになり、親から独立していく場合のご家庭では、何がしかの影響を受けざるを得ません。繰り返すようですが、本人は勿論のことですが、親兄弟も爺婆も、自らの生活の何かを変えていく必要に迫られることになるのではないでしょうか。

 そこで応援団子は、このような生活の変化に関連して、二つのことを申し上げたいと思います。一つは「読書」のこと、もう一つは「習慣」のことです。先ずは読書についてですが、新聞で読んだ国立青少年教育振興機構が実施した中高学生のアンケート調査のことです。中学二年生約1万1千名、高校二年生約1万1百名の少年たちの調査結果は次のような実態を示したとあります。
 1.忘れられない本がある・・・・・・・・・・中学生79%、高校生72%
 2.1.のうちで読書好き、わりと好き・・・・中学生77%、高校生72%
 3.1.のうちで一か月に二冊以上読んだ・・・中学生64%、高校生47%

 この言わば読書好きの生徒たちは、忘れられない本を持っていない、読書をしない生徒たちの数を大きく上回ったようです。そして、読書好きの生徒たちは、未来志向や将来の職業に対して技能を習得しようとする態度も積極的であり、社会のルールを守るべきだと思うという、社会規範についても意識が高いことが結果として得られたようです。また学校における担当先生方による本の紹介、気に入った本の発表、本や辞書、辞典を使って調べたことの発表などの機会を与えること、つまり、子供たちが本に興味を持つような環境が大切であることも数字に出ているようです。

 つまり、読書や読書をした結果を活かすことを習慣とする生徒ほど、読書好で生活態度が積極的であり、社会規範に対する意識も高いということになります。そこで次に「習慣」について考えます。このことは成人した大人にとっても同じことで、「良い習慣」が大切なことは言うまでもありませんが、「良い習慣」がある以上、「悪い習慣」もあります。一度ついてしまった「悪い習慣」を断ち切るのは、なかなか困難なことです。こうした環境から脱出するにはどうすれば良いか。悩ましい問題です。

 そこで応援団子は、「悪い習慣」を無理に断ち切ることに重点を置くのではなく、生活の切り替えどきを利用して「新しい習慣」を実施しはじめることを提案したいのです。例えば「読書」であれば、一日に一頁を読むことから始めては如何でしょうか。自分にとっては比較的に軽い課題を与えることから始めるのです。「人生は思ったより長いぞ。まだまだ遅くはない」と、力まずに始めるのです。地道にコツコツ始めることが大切だと思います。

 ご自分の周囲に居られる方で、「あの人は人徳がある。素晴らしい人だ」と、尊敬を集めておられる人を、よく観察してみましょう。「持って生まれた人徳は如何ともし難い。真似の出来るものではない」と思われるかも知れません。ですが、更によく観察してみると、必ずと言ってよいほど「良い習慣」を持っていることが多いのです。読書もそうですが、「就寝前に必ず黙想している」とか「必ず日記をつけている」という、何か「良い習慣」を実行されているものです。

 「徳性」というものを構成している要素を分析すると、親から引き継ぐ良質の遺伝子もあるのでしょうが、後天的に努力で獲得した「知識」とか、「技能」が、それを支えていることは間違いがありません。応援団子は人間を形成していく段階で、総合的にこれらを練り上げていくもの、あるいは媒介するものが、先ほどから申し上げている「良い習慣」ではないかと思っています。そして、生活の切り替えどきが絶好のチャンスという意味では、四月は良い時期であると思います。新しい生活が始まる四月に、「良い習慣」をつけ始めることから出発すること。これを応援団子は提案します。何だか期初早々に、くどくど申し上げましたことをお許し下さい。
                               (応援団子A)

 (ご参考)
  「独立行政法人 国立青少年教育振興機構」は、パソコンの検索サイトで、検索
 していただければ、ホームページの「お知らせ欄」に、平成25年2月に実施し
 た上述のアンケート調査結果の詳細を見ることが出来ます。



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