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私の八月 (平成19年8月)

 毎年のことですが、私には八月というのは特別の意味を持った月です。昭和20年8月15日、日本が戦争に負けたこの日から、八月という月が長い時間をかけて、心の中に特別な意味を持たせてくれることになりました。今年の8月1日は、富山空襲で亡くなられた三千人の鎮魂の花火をホテルの窓から電気を消して見させていただきました。8月6日と9日は、広島原爆忌、長崎原爆の日であり、日本国中の人々が
「やすらかにお眠りください。二度と戦争はしませんから」と、亡くなられた御霊に誓う日でありました。8月15日は戦没者慰霊祭、8月16日には京都の五山送り火がありました。

 思えば、8月1日の富山訪問は初めてのことでした。何故ならハートウェアの皆さんから「今日は花火の日です」と言われたときに、この日に神通川有沢橋下での納涼花火が打ち上げられることは知らなかったのです。富山市の戦災で命を落とされた人々は三千人にも及び、その鎮魂を祈り昭和22年から花火を打ち上げることになったと聞きます。今年はその61回目。亡くなられた御霊三千人の鎮魂の花火3,000発が打ち上げられることも知りました。ホテルの部屋の電気を消して、来し方を思い起こしつつ、静かに花火を観させていただきました。また私の八月に新しい頁が加わりました。

 広島原爆忌、長崎原爆の日は、今年もしめやかに執り行われ、平和を願う人々をテレビで観ました。今年は日本への原爆投下に対して、「しょうがない」という発言が当時の防衛大臣からありました。世界唯一の被爆国である日本人には悲しいことでした。絶対に許されない原爆投下に対して、長崎市長が世界の人々に、静かな口調で
「原子爆弾の開発禁止、法律の制定」を、語りかけたことが印象的でした。8月15日戦没者慰霊祭での天皇陛下のお言葉は、私の胸にも深く響いてきました。戦没者の犠牲のもとに現在の日本が存在することを忘れるわけには参りません。

 8月16日、京都五山の送り火をNHKテレビで観ました。日本人が先祖を迎え、もてなして送るお盆という風習の素晴らしさを改めて感じさせる生中継でした。燃えて後に出来る炭を持ち帰って玄関に吊るし、家族の健康を願う風習。消火の後はお寺に行き、街の人々の無事を祈って踊りを奉納する風習。先祖を敬い先祖に祈る風習です。戦争や原爆のことを思えば、誠に重たい八月ですが、日本国中には素晴らしい平和を愛する風習が山ほどあると思っています。そしてこうした日本文化は、重たい八月をいささかでも明るく軽やかにしてくれるものと信じています。

 私などは何も実現することの出来ない凡夫ではありますが、せめて、こうした風習、つまり日本文化を見守る管理人でありたいと、僭越ながら願っているのです。ささやかながら私に出来ることは、日本文化の「好いことは好い」と言い続けることだと決心しています。甲子園の高校野球もいよいよベスト16が揃いました。これも永年培われてきた日本文化の一つであり、選手諸君の活躍を見守るのも役割の一つだと心得ています。(A)
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