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働くことの尊さ (平成19年2月(2))

 健康保持の為にいつも歩いている遊歩道の馬酔木(あせび)が、小さな鈴をつなげているように薄いピンク色の花を咲かせています。暖冬とはいえ2月のこの時期に、馬酔木の花を見るのは初めてのことだと思います。紅白の梅の花の鮮やかさがところどころで見受けられるのはいつもの年とは変わりませんが、今年はどういう春を迎えることになるのでしょうか。

 宮崎県知事に東国原英夫氏が当選したということで、連日のテレビ報道では、新知事の行くところを追いかけ、コメントを求めています。報道もここまで来れば、いき過ぎではないでしょうか。それとも、東国原知事が嘗てタレントであった前職業が影響しているのでしょうか。「宮崎が有名になれば結果として悪くはない」という安易な考えが、取材側にはありませんか。

 突然ですが、話を二宮金次郎に変えます。「二宮金次郎という人は日本における民主主義の先人である。」と言われます。今でも多くの信奉者がいることは、我が国にとって心強いことです。今から百年以上も前に内村鑑三によって書かれた「代表的日本人」の5人の中に二宮金次郎は紹介されています。

 背に荷物を担い、本を読みながら歩いている二宮金次郎の銅像といえば、昔は日本国中の小学校にありました。小さいときに苦学をして孔子の「大学」を読み、「自然はその法にしたがう者には豊かさを持って報いる」という考えを得ました。先ずはそこに住む「住民の人の心を正せ」ということです。

 「金銭を下付したり、税を免除したりする方法では困窮を救えない。真に救済する秘訣は、彼らに与える金銭的な救済を断ち切ることにある。このような援助は、人を貪欲にし、怠け癖を引き起こさせ、争いを起こさせる因になる。」と言います。そして藩主の要請に応じて貧苦に喘ぐ村人を「心から働く人」にして救済したのです。

 報道も結構、功利的な考えも結構です。世の中に広がる勝手な意見を止めることは出来ません。しかし、本来人間が持っている「働くことの尊さ、誇らしさ」を甦らせ、愚直に追求し続けることを、二宮金次郎から学び直すことが必要ではないでしょうか。「小学校に金次郎の銅像を再び・・」というのは可笑しいでしょうか。(A)


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