この詩は昨年秋にも登場させた北原白秋の若いときの作品です。台風一過、徐々に秋が濃くなってくる様子が伺えるものですが、「さぁ、明日も元気に働くぞ」という元気が湧いてくる気分もし、また、なんとも平和な落ち着きを感じる秋の夕べの詩でもあります。いつの時もかくして心豊かになる秋であって欲しいものです。
ところで、この秋は早々に衆議院議員の選挙があり、秋の詩だけに酔っているわけには参りません。上述のような詩を心からしみじみと味わえる日本であって欲しいと願わずにはいられないのですが、願っているだけで、手に入れるのは虫が良すぎます。そのためには「日本を良くする本当の焦点は何か」をしっかりと勉強して、この人だと思う人に投票しなければなりません。
「政治はくだらない」、「政治家は汚い」と、新聞をそんな一面だけを読んで、自分の国を軽蔑していても何も生まれてはきません。しっかりと勉強して自分の地区の誰に投票することを決め、「これからの日本丸を、多少の荒波は乗り越えて、難破せずに航行してくれる人」に委ねなければなりません。戦後60年といわれます。神様は日本人に考える時を与えたのですね。秋の詩の話がとんでもないところに行ってしまいました。失礼。(A)
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