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葉桜の頃(平成16年4月-2)

  八重桜など遅咲きの桜は別にして、もう殆どの桜は葉桜に変わってしまいました。新学期を迎えた子供たちも、もう普段と変わらぬ通学を始め、新年度を迎えた企業も官庁も新しい予算のもと、いつものように活動し始めています。こうした一つの区切りを迎える度に、人は、決意も新たにして「今度こそは」と、新たな計画を立てて、毎日の生活に臨みます。ところが、残念ながら気がつけば、いつのまにか「元の木阿弥」に戻ってしまっているのです。目標を見失って、くじけそうになっている自分を、克服するのに一番大切な時期が、この「葉桜の頃」ではないでしょうか。

人は、長い時間をかけて身につけてきたものを、そうは簡単に変えることが出来るものではありません。例えば、自己向上のためにと計画を立て、朝六時起床の習慣を、一時間早く五時に起きての読書を決めたとします。最初のうちは頑張って続けるのですが、そのうち「誰も誉めてくれるわけでもないし、これを続けたところで人生に何ほどの価値があるのか」などと、悪魔のささやきが聞こえ始めます。こうなってきますと、当初の勢いは脆くも崩れて、「三日坊主」ならずとも「一ヶ月坊主」くらいで、立てた計画は初めから何事もなかったかのように消えてしまうのです。よく聞く話です。

こうした意志薄弱症候群の発症原因の一つに、「世の中の平和」に、長い間、浸りきったしまったということはないでしょうか。本来、「平和」を謳歌出来るという事は、人類にとって最高の到達点の筈です。日本という国は、幸いにして六十年前の戦争に敗れた後、諸外国では悲惨な戦争が続いている時でも、奇蹟のような平和な時を過ごしてきました。ところが、平和な日々をかく過ごすうちに、その平和の大切さも忘れて、「何をしても命をとられることがない」、「黙っていれば人には分からない」、「自分さえよければ」という決して誉められない「自分勝手」を育ててきてしまったように思うのです。

宗教、民族、思想、政治形態など人間が培ってきた文明というものは、不幸なことに衝突して世界のあちこちで争いを起こしています。今、イラクで起こっている悲惨な戦争もその一つでしょう。しかも、そのイラク復興支援のために、あるいは日本の国際貢献のためにと、努力してきた日本人をトラブルに巻き込んで、理不尽としか言いようのない状況を呈しています。今までのような自分勝手で、気楽な考え方では問題解決は出来るとは思えません。十分な知識とあらゆる可能性を考慮した沈着冷静な言動が必要です。私たちは確固たる信念を持って生きる時を迎えたのだと思います。(A)


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