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早春の新オフイス街に(平成16年3月)

 東京で予定していたスケジュールに空きが出来たので、一度行ってみたいと思っていた汐留の新オフイス街まで足を伸ばした。群立する高層ビルの中庭のようなスペースに立って、ビルの高さを確かめるべく屋上を見上げて思わず眩暈を覚えた。ビルが聳え立っているという感じがする。そのビルの中に消えて行く人、出てくる人は、例の首からぶら下げたストラップを背広から覗かせながら歩いていく。

この風景は新丸ビル近辺でも、赤坂、六本木近辺でも変わらないが、高層ビルが機能し始めて間もない汐留で、その人達がまるで十年も前からここに働いていたように機敏に行動しているのは凄い。人間は新しい環境にすぐに慣れ、そこで仕事を始めるというのに時間はかからないのだ。

この街の一角に明治五年に開業した鉄道の新橋停車場が復元されている。高層ビルに比較すればあまりにもクラシックで小さな建物であるが、中に入ると当時の街並みが展示されていて、江戸から東京への変遷が窺えて感慨深いものがある。人々は常に新しいものを求め、新しいものを造り、新しい活動を始めて来た。そしてこれからもそうするのだろうが、新しいものを求める結果がいつも良い社会や生活に繋がってきたとは言えない。人間には、「変えてはならないこと」と「変えなければならないこと」が明確にあると思う。この峻別を間違えてはならないのだろう。早春の新オフイス街に吹き込む冷たい風を感じながら、しかし、もうそこまで来ている春の気配も感じながら思ったことである。(A)


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