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第2回◆2003年4月◆

「よく気のつく人やね。」と、言われるのが嫌だった。 それは、変なオジさんに、気づいた時からです。
 24年前の春です。

その1
私が5年も通っている客先(車の販社)で、コンピューターリプレイスお願いの為、社長様に挨拶させて頂いた折り。「いや、A社か、そやそやA社におもしろい人が居られるんや。」「おもしろい、親切な人が・・・。」「うーむ、Bさん、Bさんや!」「Bさんにえらく世話になっているんや。」「BさんのA社なら、そうすれば良い。」と、リプレイスの注文を頂きました。メーカー(東京)指定の競合C社に勝ったのですが、嬉しさ半分・・・。

その2
新規開拓で、ホテルシステムのセールスに伺ったシティホテルの専務様に、初回訪問なのに面談できました。また、説明を熱心に聞いて頂けました。「なぜ?」と、思っている心を見透かされたように、「お宅のBさんは、おもしろい、親切な方ですね。」 また不満。

その3
富山市の東隣、上市町のお客様を訪問した帰り、時間に余裕が出来、ショッピングセンターに寄ったのです。
色々な店を覗き、店の人に ひと声、ふた声話し掛け、レコード店では、「新曲は?」「ふーん、ほなコレ貰おか。」次は和菓子屋へ、「この前は、総務の子にクッキーやったから、今日は経理の子、ちょっと年上やから和菓子。」と、独り言を言いながら目立たない紙袋に入れポケットへ。

 朝は支社120名ほぼ全員の顔を見て、声を掛けて行く、変なオジさん。
 私の営業は地域密着・土着型セールス・醜女の深情け営業・一点集中営業。
A社の谷川と言って頂けるよう、心掛けて行動していたつもり。お客様は勿論、代理店・特約店・ホテル・レストラン・展示会の店装屋・運送屋と夜お酒をいただく店も大切にしていたつもりでした。しかし、会社に戻った時は緩み、まして家に居る時は我が儘を、と思っている私には、その変なオジさんは異っているんです。
 5月の連休の始め、暑い日がありました。その暑い日に、奥様らしい方に、店頭のサングラスを、「これはどう・・・。」「こっちの方が似合うか!」と、ひとつひとつ手にし掛けている光景を、面の当りにした私。
 連休明け、例の朝のひと声のとき、「急ぎませんが、一度時間をいただきたい。」と、お願いをしました。アルコールはダメと言う、変なオジさんを、我がホームグランドのバーへ案内しました。
いよいよ、私の不満をぶつける時が来ました。
「私は営業として、色々な人を大切にして、細心気がつくようにしているのですが、会社に戻ると、まして家では我が儘に成ってしまいます。また、それを息休めと思っていました。」「B支社長(変なオジさん)が気になり、2ヶ月見させて頂きました。」「どこで息休めをされるのですか、我が儘をされるのですか。」との問いに、1分程の沈黙の後。「いや、そうか、申し訳ないなあ、これが性分や」と、言われ参りました。
この時、私は腹立ち紛れに、性分はどうしようもない。
「5年後、10年後、20年後に追い越してやる。」と自分を慰めていました。
 変なオジさんは、益々進化を続けて居られます。
 差がどんどん開いて行きます。
「私は諦める訳にはいきません。長生きして追い越す思いを持ち続けなければ、変なオジさんと出会った甲斐がありません。」
 21年前、「気くばりのすすめ」で、鈴木健二さんが、「無知と経験不足は救える」と、言って居られます。

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